こんにちは。福岡県みやま市のいまもと歯科医院、院長の今本です。
歯ブラシやフロスに血がつくと、「歯周病かな」「その場所は磨かない方がいいのかな」と気になるかもしれません。今月は、出血したときに知っておきたいことをまとめました。
歯ぐきからの出血は、何のサイン?
歯と歯ぐきの境目に細菌のかたまりであるプラーク(歯垢)が残ると、歯ぐきに炎症が起こり、出血しやすくなることがあります。歯肉炎や歯周炎を疑うきっかけの一つです。ただし、強く磨きすぎたときや、フロスを使い始めた直後にも出血することがあります。出血だけで原因や歯周病の進行度は決められません。
出血に気づいたら、まず確認したいこと
- どの場所から、どのくらいの頻度で出血するか
- 歯ぐきの腫れ、痛み、口臭、歯のぐらつきがあるか
- 歯ブラシを強く押し当てたり、フロスを勢いよく入れたりしていないか
歯みがきは、力任せにこすらず、歯と歯ぐきの境目を丁寧に清掃しましょう。歯の間は歯ブラシだけでは届きにくいため、フロスや歯間ブラシも役立ちます。器具の種類や使い方は、お口の状態に合わせて歯科医院で相談できます。
いつ相談すればいい?
出血が続く・繰り返す場合や、歯ぐきの腫れ・痛み、口臭が気になる場合は、歯科医院で相談してください。強い腫れや痛み、歯のぐらつきがある場合は、早めの受診が必要です。出血がなかなか止まらない場合や、お口以外にも出血がある場合は、医科にも相談してください。
歯科医院では出血の場所や歯ぐきの状態を確認し、必要に応じて歯周ポケットの検査などを行います。原因に合わせて清掃方法や治療を考えるため、自己判断で様子を見続けないことが大切です。
院長より
「少し血が出るだけ」と思っていた場所に、磨き残しや磨き方の癖が見つかることもあります。気になったときに相談していただければ、お口に合ったケアを一緒に考えられます。今月も、お口の小さな変化に目を向けてみてください。
いまもと歯科だより ~お口の健康コラム~
専門的な歯科医療を、患者さんにわかりやすく。
参考資料
- 日本歯周病学会「歯周病の症状」 https://www.perio.jp/qa/symptom/
- 日本歯周病学会「歯周病の予防」 https://www.perio.jp/qa/prevention/
- 日本歯周病学会「歯周病の治療」 https://www.perio.jp/qa/treatment/
- American Dental Association, MouthHealthy, “Bleeding Gums” https://www.mouthhealthy.org/all-topics-a-z/bleeding-gums
- NHS, “Gum disease” https://www.nhs.uk/conditions/gum-disease/
※この記事は一般的な情報です。実際の診断・治療は、お口の状態を確認したうえで判断します。
