一般歯科

むし歯治療

むし歯は早期発見・治療が大切

むし歯は、お口のなかに潜んでいるミュータンス菌などの “むし歯菌”によって発症します。むし歯菌は、食べかすなどの汚れをエサにするため、正しいブラッシングで口腔内を清潔に保つことが肝心です。
むし歯は、初期の段階では自覚症状がなく、治療もすぐに終わります。しかし、痛みが出るほど進行してしまうと治療期間も長くなり、治療での患者様の負担も大きくなります。
そのため、早期発見、早期治療が何よりも大切です。

マイクロスコープを使用

マイクロスコープを使用
当院のむし歯治療では、マイクロスコープや拡大鏡で診断し、精密な治療につなげています。マイクロスコープは最大30倍に拡大することができるため、肉眼では見えにくい細部まで確認することが可能です。
当院では、通常の診療でもマイクロスコープを使用しています。患者様の歯の健康を最優先に治療を進めてまいります。

ラバーダムを併用して再発を防ぐ

治療精度を高めるため、ラバーダムも併せて使用しています。ラバーダムとはゴム製のシートのことで、治療が必要な歯以外の部分を覆うために用います。その目的は、唾液の侵入で起こる細菌感染を防ぐためです。加えて、治療部位を乾いた状態に保つことで、治療時間も短縮することができます。

歯を削る量は最小限で治療

歯を削る量は最小限で治療
ラバーダムで隔離した疾患部分に検知液を使ってむし歯菌を赤く染め出し、マイクロスコープで確認しながら感染したところだけを除去していきます。歯を削る量を最小限にとどめることができるため、健康な歯をできる限り多く残すことが可能です。精密に治療した歯は予後がよく、再治療のリスクを抑えることができます。
一方で、むし歯が進行して神経に到達してしまった場合は、なるべく神経を残し、歯の寿命が延ばせるよう心がけています。

歯周病治療

30歳以上の80%が歯周病とも

30歳以上の80%が歯周病とも
一般的に、口腔内には400~700種類ほどの細菌が潜んでいるといわれ、その中に歯周病を引き起こす細菌も含まれています。甘いものの摂りすぎや、不十分な歯磨きが重なると、歯と歯茎の間に細菌が集まって炎症を起こし、「歯周ポケット」と呼ばれる溝をつくります。この溝が3~4mmを超えると、歯周病と診断されます。

歯周病のサインとは

  • 朝起きると口のなかがネバつく
  • 歯を磨くと血が出る
  • 歯茎が腫れている
  • 歯茎にかゆみを感じる
  • 口臭が気になる
  • 歯と歯の間に物が詰まりやすい
  • 歯が浮いたように感じる
  • 歯茎から膿が出る
  • 歯が長くなった気がする
  • 歯がグラグラする

歯周病は全身疾患にも関係

歯周病菌は、歯周ポケットから内部に侵入して歯を支える骨を溶かし、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。しかも、歯周病菌から発生する毒素が血液と一緒に全身をめぐることで、脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病、肥満、骨粗しょう症、早産や低体重児の出産を引き起こすとされています。
歯周病は、初期であれば歯科で歯垢を取って正しいブラッシングを続けることで改善します。早期発見、早期治療がとても重要です。

歯周病の進行

①歯肉炎

歯周ポケットの深さは2~3mm程度。歯茎に歯垢がたまって炎症を起こした状態です。
<症状>歯茎が赤い、ブラッシングでの出血
<治療>適切なブラッシングと歯科医院での歯垢取り

②歯周病軽度

歯周ポケットの深さは3~5mmと深くなり、炎症が進んでいます。歯周病菌が歯周組織に侵入をはじめます。
<症状>歯茎の腫れ、ブラッシングや食事中の出血、冷たいものがしみるなど
<治療>適切なブラッシングと歯科医院での歯垢取り

③歯周病中度

歯周ポケットは4~7mm。歯周病菌によって歯を支える骨の破壊がかなり進みます。
<症状>歯のぐらつき、歯茎から膿が出る、歯茎が痩せて歯が長く見えるなど
<治療>歯肉の下の歯垢を取り除くため、歯茎を切開する外科的処置が必要になることもある

④歯周病重度

歯周ポケットは6mm以上。骨が半分以上破壊されている状態です。
<症状>歯がグラグラになる、歯が抜け落ちる
<治療>歯茎を切開して歯根面についている歯垢を除去する外科的処置を行う

歯周病治療の流れ

Step 1初診
歯周病の基本検査として、歯周ポケットの値を測定します。
Step 2歯垢・歯石取り
専用の道具を使ったスケーリングという方法で、歯科衛生士が丁寧に歯垢や歯石を取り除きます。
Step 3再評価
症状が改善したか、再度、歯周ポケット値を測定します。
Step 4歯周ポケットの深いところの歯垢取り
改善していない部分の歯垢や歯石を重点的に取ります。
Step 5再々評価
再び歯周ポケットの値を測って、改善できたかを調べます。
Step 6外科的処置
それでも改善できない場合は歯周病がかなり進行していることから、外科的処置を行います。
Step 7メンテナンス
健康な状態を保つために、3か月に一度程度は歯科医院で歯周ポケットの深さを確認して、歯垢を取り除きます。

予防治療

予防治療とは

予防治療とは
歯周病は自覚症状がないまま進行するため、毎日のブラッシングで口腔内の清潔を保ち、定期的な通院で歯や歯茎の状態をチェックすることが大切です。こうした考え方を「予防治療」といい、ご自宅でのセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアの両方で進めていきます。

歯科衛生士によるブラッシング指導

予防治療の基本は、毎日のブラッシングです。そのため当院では、歯科衛生士によるブラッシング指導に力を入れています。どんなに丁寧に磨いても、磨き残しはあります。そこで毎回、染め出し液を使って磨き残しを確認します。患者様がご自身の“磨き癖”を把握することで、改善できるようサポートしています。また、患者様に適した歯ブラシの選び方、フロスや歯間ブラシの使い方などをアドバイスしています。

歯の汚れを落とします

歯科医院でのプロフェッショナルケアでは歯周病の基本検査を行い、歯垢を取ってお口の中の清潔を保ちます。タバコのヤニや茶渋などの着色汚れが目立つ場合には、「エアフロー」という装置を使ったクリーニングをおすすめしています。

エアフローのメリット

  • 着色汚れが取れる
  • 細菌の塊であるバイオフィルムも除去
  • 短時間で汚れを落とす
  • むし歯や歯周病の予防ができる

エアフローのデメリット

  • 知覚過敏の方は痛みを感じることがある
  • 歯そのものの色は白くならない

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